【邸名】N様邸
【家族構成】ご夫婦
【施工先住所】佐賀市内
【近辺状況】閑静な住宅街
【築年数】約41年
【工期】約50日間
【採用した商品】無垢材
BEFORE
AFTER
リフォームのきっかけ
奥様が使用されている寝室。日の光や雨で窓際の床が滑りやすくなったり、コーティングが劣化して剥がれ、歩いた時に足に刺さり危険な状態でした。最初はキッチンマットを敷いて過ごされていましたが、2年前に別のお部屋をリフォームしていたのがきっかけで今回の奥様のお部屋もリフォームすることになりました。
お悩み・ご要望
・床の経年劣化
・母方の実家が国産材を使ったログハウスのような雰囲気なので、そんなリフォームがしたい。
こだわりポイント
・天井にメープル、壁にヒノキ、床にスギを使用。前回のリフォームの際、採用した無垢材を気に入っていただき今回も使用させていただきました。木のいい香りが漂う素材を活かした空間になりました。床は無垢材に液体ガラスを染み込ませる塗装を施し、原状回復ができる凹み傷に強い床になりました。部屋の隣には水廻りのスペースがありますが、水に強く汚れもつきにくいため安心して過ごすことができます。
もともと増築したお部屋で屋根を延長したため天井高が低くなっていました。そのため、天井が高く見えるような工夫をヒノキの壁に施しました。
・建具、梁はもともと白木でしたが、周りの柱の色や雰囲気に合わせ深みのあるブラウンに色味をリンクさせました。新しく入れ替えた窓枠にも同じ塗装を施し、元の構造や建具を活かしながら、新旧が調和し木の温かみが感じられるお部屋に生まれ変わりました。
・リフォーム前には無かった収納スペース。もともとは隣の部屋の押し入れでしたが、その一部を寝室側から取り出せるように改造。奥様の大事な書類などを保管し、すぐに取り出すことができるスペースになりました。
無垢材の特徴
無垢材とは、天然の木から採れる1枚の板そのもののこと。
人工的に作られた新建材にはない、自然素材ならではの性質が活きています。
見て、触れて、住んで、共に過ごすことで深まる味わいは、無垢材ならではの特長です。
◆触れて感じること~踏み応えがある、体温がある~
無垢のフローリングの上を素足で歩いてみるとやさしい踏み応えを感じます。浸透性塗料で仕上げることによって、夏場はさらっとした 感触、冬場は木本来のぬくもりを感じることができます。無垢木材が持つ自然の保温性能が、触れたときに肌の熱を奪うことなく、素足にやさしいぬくもりを感じさせてくれます。
◆住んで感じること~天然の香り、調湿作用~
無垢材は、木が本来持っている香りがそのまま活きており、アロマテラピーの分野でもその効果が活用されています。香りのテイストと効能は樹種によって千差万別です。
無垢の木は生きているので、まるで呼吸するように常に動いています。空気が乾燥すると水分を発散し、湿気が多いと水分を吸収して部屋の湿度を自然に調節。これが夏涼しく、冬暖かい「天然のエアコン」と呼ばれる所以です。
◆時とともに感じること~味が出てくる、お手入れを楽しむ~
無垢の木は、使い込んで時間が経つほどに魅力を増していきます。時間とともに色が濃くなったり、薄くなったり、丸みが出たり、艶が増したり…木の種類によって年の取り方もさまざま。
またお手入れが大変だと思われがちですが、一般家庭なら年に1回程度で十分です。一度傷がついたら補修が難しい新建材と違い、塗装の種類によっては自分で補修することができます。手間をかけるほどに愛着が湧き、お手入れすることが楽しみに変わるかもしれません。
お客様の声
最初は雨漏りしていて、これから10年以上使っていく部屋になるのに古いままは耐えられないなと思っていました。これからこの部屋で、材木の香りを楽しみながらこれまでに行った旅行の写真や思い出をまとめたいなと思っています。